私の町では

コロナがあってもなくても、草は伸び、農作物は育つ。私の町は、畑仕事に精を出す、いつもの春と変わらない風景です。
ただ、いつもなら、広い一人で畑に居ると、もしも倒れたら誰か見つけてくれるだろうか??? そんな心配が今年は3蜜とは程遠い環境。
「畑におるほうがええ」皆さん声をそろえておっしゃいます。
「腰伸ばしたついでに、ちょいちょい空見るんよ。いつも飛ぶ飛行機が来んようになった。」見上げる空から只事ではない様子が分かると言う。
コロナ感染者の出身町の野菜が、翌日半額で販売されていました。今は値が戻っていますが。
「もし、自分が感染したら、町の皆に迷惑がかかる。できるだけよそに行かんようにしよんじゃ。」町のきずなを改めて感じました。
「農家より商売人や勤め人は大変じゃ。しっかり補償せんと生活できん。」とも。
一見のどかな田園風景ですが、一人一人の背中に不安を背負っています。我が家も田んぼの準備が始まりました。