待機児童解消のための保育園整備事業を突然中止に!
待機児童解消」「市民との対話」公約を守らない内藤市長に早くも怒りの声が
「短時間でも市長に会いたい」保育園の整備を待ち望んでいたお父さんお母さん、事業を進めてきた事業者に内藤市長は一度も会うことなく中止を決定。対案なし対話なしの中止 に市民団体からリコールの声も。
来春496人分の定員確保が過剰 !?
今年4月の待機児童は37人と言いますが…… 少なすぎる国の数え方
今年4月、保育所に入れなかった子は全部で251人います。しかし、国の数え方では、全員が待機児童になりません。例えば、保育所に入れなかったために、仕方なく幼稚園や認可外保育所などに預けている子は、預け先があるということで待機児童から外されます。また、自宅と勤務先の間に空いている保育所があるけれど入所を希望しない子は、保護者のわがままと見なされて待機児童から外されます。このように、ふるいにかけ、残った37人だけを待機児童としていますが、保育所に入れない251人全て待機児童として数えるべきです。また、入所申込が多いため、やむをえず定員を超えて受け入れている子が273人。さらに4月以降、育休明け等で入所希望が増えます。毎年10月には待機児童が100人ほど増える傾向にあります。保育所を必要としている子どもたちは、251+273+100人で、600人を超えています。これが実情です。 来春は8つの保育園が整備され、定員が増える計画でした。496人分の定員確保は、過剰どころか足りません。
財政難だと言いますが…… 市の負担額は大幅減になる有利な事業
待機児童解消のための保育園の施設整備に、国は補助金を2分の1から3分の2にかさ上げしています(今年度まで)。総事業費約16億円のうち、補助金かさ上げで市の負担は約5億円から約2億円に大幅減。すでに国の内示も出ていました。
3月議会で通った予算…… 6月議会に多くの議員が中止へ態度を急変
共産党(5名) 自民党(5名) 無所属(1名) は、3月議会で議決した保育園整備事業の予算を執行して事業を進めるよう求めましたが、少数否決。3月議会で予算に賛成した議員が中止へと態度を急変したことに、疑問の声も上がっています。
ごみ処理施設に関する市長との意見交換会
「現計画に関するあらゆる情報を開示して住民の声を聞きます」 内藤市長 7つの約束より
7月下旬に開かれた、多家良地区(飯谷町、多家良町、八多町、丈六町、渋野町)での意見交換会。市長が来てくれてよかった。でも、 対話と呼べない意見交換会 に不満の声が。私は、渋野町では町民として参加、残り4会場は議員傍聴席で傍聴しました。
質問の答えはどこに?
①新施設の必要性、②新施設の環境に与える影響について、③新施設の計画について 3つのテーマごとに、数人分の質問をまとめて聞き、職員がまとめて答えたあと、市長が感想、意見を述べるという形で進行。質問は原則一人1回、3分以内。ほとんど職員が答える、市長に質問しているのに全く答えがない、問い直しができない、不満の声がたくさん上がりました。市長は、「市長自身の考えを率直に聞きたい!」という市民の求めに応じるべきです。
情報公開請求 黒塗り部分の開示は?
最有力候補地の飯谷町以外にある候補地はどこなのか。「現計画に関するあらゆる情報を開示する」という約束に期待して、1票を投じた市民も多いはず。しかし、黒塗り部分が公表されないばかりか、市長は一切この問いに答えませんでした。 他の候補地は、これまで議員にも公表されていません。最終会場となった渋野町で、私も町民として市長に問いました。「公表できないならできない、公表するしないをまだ決めていない、公表を検討中など、何か市長から答えてほしい」また、「情報開示の約束についてどう考えているのか」。やはり市長は何も言わず、部長が「公開できるものは公開していく。市民に分かりにくい、情報が少ないことについては今後検討していかなければならない」と答えたのみでした。情報開示を約束したのは市長自身。なのに、自身の思いさえ答えない。市民との約束は、市長にとって何なのでしょうか。
白紙撤回の可能性は?
公約は「一旦スケジュールを凍結する」でしたが、当選後は「一時中断」と表現が変わりました。意見交換会でも、凍結についての問いに、市長自ら「現段階で一時中断というふうに発表している」と述べました。なぜ表現を変えたのでしょうか。また、「最終的に地元の理解を得られないと市長が判断したとき、計画の白紙撤回の可能性はあるのかどうか」複数の方が市長に問いました。やはり市長は答えませんでした。
次の意見交換会は?
他の候補地の公表や白紙撤回の可能性のほか、中断の期間や市長の決断時期、地元合意の仕方、既存の民間ごみ処理業者について、広域処理ではなく分散を、ごみのリサイクル方法等々、たくさんの意見、質問が市長に出されました。次回は対話形式で進行し、市長は住民からの問いに誠意を込めて答えてほしいと思います。「次回はあるのか? 形だけで終わらせないでほしい」という声は当然上がっています。 地元にとって、今回限りはあり得ません。