市民の力で白紙撤回した新町西再開発事業。
音芸ホールに代わる新たな計画が出てきました。
11階建てのホテルと、14階、15階建てのマンションをつくるというのです。
白紙撤回した音芸ホールのイメージ図と比べても、かなりの高さ。
長年守られてきた眉山の景観が台無しです。
今回の計画は全員同意型で、反対の地権者が施行区域から除外されました。
急ぎ足で進めようとしています。
前計画の施行区域は黄色い部分。今回は赤い網掛け部分です。
歯抜けのように点在する施行区域から外された部分は、営業中の店舗や住宅で空き家はゼロ。
ホテルやマンションが建てば、高いビルに囲まれて営業や生活をしなければなりません。
その町で営業を続けたい、住み続けたいと頑張っている地権者が大事にされない計画で活性化につながるのでしょうか。
除外された地権者は、「再開発に反対ではなく、不透明な計画に反対」と言っています。
19日に市役所で開かれた公聴会を傍聴しました。
意見を述べた市民10人のうち、8人が計画を疑問視しました。
ホテルやマンションは中心市街地活性化につながらないのでは?民間主導の事業に、なぜ公金を投入するのか高いビルが景観まちづくり条例に触れるのでは?
もっと市民の意見を聞くべき
等々、疑問の声が上がりました。