12月議会閉会。反対討論を行いました。

 【UIJターン保育士応援事業の補正予算】
 この事業の内容は、県外から転入し、徳島市内の私立保育園に正規の保育士として就職する人に一時金50万円を、また県外出身で、県内の保育士養成校を修了し徳島市内の私立保育園に、正規の保育士として就職する人に一時金30万円を支給するとしていますが、支給はたった1回限りです。

 この一時金の有効性について、中国、四国、近畿地方の保育士養成校に対して、アンケートを実施していますが、保育士確保効果があるかという問いには88%の事業者があると答えた一方、学生が移住すると思うかという問いには、移住すると答えた事業者が43%しかありません。 これは、一時金がないよりあるほうがいいというだけで、継続的な効果はないと見ていることは明白です。

 徳島の民間保育士の給与は公務員の1/2から1/3しかなく、全国平均と比べると年収が40万円低いのが現状です。
 保育士が集まらない大きな原因の一つになっています。
 毎月毎月の家賃補助や、県外出身者も県内出身者も分け隔てのない月々の給与アップなどの改善こそ必要です。これは一度切りの一時金では解消しません。
 アンケート調査にも、継続的支援、処遇改善や地位向上が必要という意見が寄せられています。
 給与そのものの底上げで、働き続けられる環境を整えれば、目先の一時金で保育士を募らなくても県内外から保育士は集まります。 保育士さんがやりがいを持って働き、ベテラン保育士が育つ対策こそ、本来求められる保育士確保策ではないでしょうか。
 このような一時的な支援ではなく、抜本的な保育士確保策につながる継続的支援に予算を入れるべきという理由から、この補正予算には反対です。

【徳島市国民健康保険条例の一部改正】
 徴収すべき保険料について、普通徴収の納期を、現行の4月から翌年3月までの12回払いを、事務の効率化を図るために7月から翌年3月までの9回払いにしようとするものです。
 徳島市の国民健康保険料は、県庁所在都市の中で、所得に占める割合が全国一高い状況がずっと続いています。払いたくても払えないのです。それを12回払いから9回払いにすれば、1回に払う金額が1.3倍となり、ますます払えなくなります。滞納者も増えてしまいます。
 文教厚生委員会で指摘すると、9回で払えない人は、徴収しない4月から6月に払うことができるというのですが、3月までに払えなかった人には、滞納通知が送りつけられ、延滞金が発生します。精神的にも物理的にも負担をかけるものです。

【水道事業会計、公共下水道事業会計の補正予算】
 これは、上下水道局庁舎の建設場所を、南前川に移転することを前提としたアドバイザリー業務等の予算のため反対です。 議会で審議を進めてきた幸町の建設場所を、なぜ変更したのかですが、市役所の地下にある受変電設備の移動場所が本庁舎内では難しく、隣接する水道局庁舎の跡地が最適という結論を出したからとのことです。
 市役所周辺は、2mから3mの津波が想定されています。建設委員会の質疑で明らかになったのは、徳島県庁も県内の各市も、本庁舎内の安全な場所に受変電設備を移転させていることです。
 幸町では、7階から8階建ての新庁舎を予定しています。予定どおり幸町に建設すれば、市役所地下の受変電設備を新庁舎に移転することが可能になります。
 しかし、南前川への移転を強行すれば、幸町の跡地に、受変電設備のための高い建物を、別途建設しなければなりません。こんな莫大な税金のムダ使いは、絶対に許せません。

1加戸悟

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