守大助さんの面会に

先日、仙台北陵クリニック事件で無実を訴えている守大助さんと千葉刑務所で面会しました。
面会は初めての私、大助さんを支援する会の先輩方にくっついて行きました。
面会申込書を記入しチェックを受け、手荷物を全て預けて待合室で面会許可待ち。金属探知機を抜けて面会できるのはわずか30分。
現れた大助さんは52歳に見えない若々しい好青年で、無罪判決を信じて真面目に頑張っている姿がひしひしと伝わってきました。
えん罪に巻き込まれなければ、医療現場で活躍していた人。過ぎ去った時間が惜しまれます。

【えん罪・仙台北陵クリニック事件とは】
 守大助さん(当時29歳)が当時勤務していた医療法人北陵クリニックにおいて、患者5人の点滴に筋弛緩剤を混入したとして2001年に逮捕。
 仙台地裁・高裁・最高裁で無期懲役が2008年2月に確定。同年7月から千葉刑務所に服役。
 大助さんには動機がなく、患者の容態急変は筋弛緩剤の薬理効果と矛盾しており、科学鑑定でも否定されている。試料は鑑定時に全量消費・廃棄されたため再鑑定ができない。 2012年2月10日仙台地裁に再審申立てをし、2014年3月25日に再審棄却される。
 仙台高裁に即時抗告を行うが2018年2月28日棄却される。3月5日最高裁に特別抗告を行う。
 2019年11月13日最高裁で棄却。第2次再審準備中。